"信じられない”僕の場合はそっちのほうが悲しかった。子供…ましてや自分も信じることができないなんて…。
先程の言葉はどうしたのか、情輝様は遠くの方を見つめながら、パイプをフゥーと吹いている。
"信じさせてあげたい”そんな気持ちが生まれた。いや、むしろ…怒りが湧いてきた。
だって、お金をいっぱい持っていて、執事なんかも四人いて、両親もきっと居るはずだ。なのに、なのに自分のことが信じられずにいる。そんなの、贅沢だ。ずるい。
だから…"信じさせてやる”そんな気持ちが生まれた。意地でも自分ができることならなんでもして、この子をー情輝様を信じさせてやる。今、そう思った。そう、自分に誓った。
「…しん…させ…やる…」
「ん?」
「信じさせてやる…!俺は絶対に、
ぜっっっっっっっっっったいに情輝を信じさせてやる!!」
「っ?!!」


