足りないものを補える場所…。


「えっ!僕と同い年…何ですか!!ビックリです。…でも、13歳で主なんですか?
お母さんとか、お父さんとかが妥当だと思いますけど……?」
僕がそう言うと、勇那さんは急に陰りのある柔らかい微笑みで無言になった。
聞いちゃ…いけなかったのかな?…悪いこと…したな。

「さて、他に質問は?」
「あ、もし、僕が執事になったら、この家に住むんですか?」
「そうだね。そうなると思うよ。やっぱり、ご両親がいた家が離れられない?」
……柔らかい声音でそう言った。
「……そうなのかも…しれません。」
僕はわからなかった。そうかもしれない。
なんとなく、10歳ぐらいの女の子もとい情輝様に『これからは、ここが君の家になるのだから…。』と聞いたときは、やはり抵抗というものがあった。
だけど、あそこに居たいわけでもない。

「ふふ。ゆっくり考えればいいのよ。一週間くらいお試し期間とか、情輝様が言ってたみたいに、辞めたかったら辞めればいいし…ね?でも、まずは貴方と逢えたことに感謝のお茶会よ!!行きましょう♪」