「ふふ……キャハハハハハ……!あー……
ごめんね。耐えられなくて…ふふふ!」
勇那さんは、涙も出るほど笑いに笑って、
落ち着いた。
「そんなぶすっとした顔しないで。ふふ!
ごめんね。あははは♪」
僕はなんとなく笑われて、ぶすっとした顔になっていたみたいだ。…まぁ、ちょっと不愉快だったけど…

「それで?なんで笑ってたんですか?」
僕が理由を聞いてみると、
「だって…さ、情輝様にまだ会ってないだなんて…言うんだもん…ふふふ!」
「えっ!いつ会いましたか?」
会っていたかもしれないといえば、あのすごい豪邸でだよな…。
まず、みんなさんにしごく丁寧な挨拶をしてもらって、その後は、恥敏さん、悲露さん、勇那さん、最後に怒音さんに自己紹介してもらって…その時に転けて怒音さんの心の声が聞こえた時に10歳ぐらいの女の子が……!!??

「え?あの…もしかして…あの10歳ぐらいの女の子が…情輝様…何ですか…?」
「そうよ!それに10歳じゃないわよ?今はもう、13歳よ!」