足りないものを補える場所…。


「では、次。悲露」
「は、はい…」
コツっと、蒼色の髪に水色の瞳の少年が自信がなさそうに一歩前に出た。
「う、悲露【ひろ】と申します。…うう」
悲露さんは、なんかだんだんと瞳に涙を溜め始めた。
えっ、えっ?どうしよ、なんかまずいことした?
「うう、16歳……です。うううう!」
「え、あの…」
「うわあああああああん!!!!」
ばっ!とさっきの恥敏さんと同じように悲露さんは、怒音さんの後ろに回った。
…あれ?やっぱり僕が悪いのかな?
「貴方達……優輝さんが困っていますよ…?」怒音さんの言葉はさっきと同じ筈なのに、何故か深みを帯びて怖くなっていた。笑顔で接するのがやっとという感じだった。

「はぁ…すみませんね、優輝さん。」
「い、いえ」