「では、まず左から恥敏!」
「おいよ。」
怒音さんがさしたのは、緋い髪をした橙色の瞳の青年(?)だった。
パッと一歩前に出て、無言で立った。
「……」
「……?」
僕は、緋い髪をした青年が何も言わないので少し首を捻った。
そうすると、青年は、
「おおおおおお俺は恥敏【ちさと】だ!
俺のカッコよさに惚れるなよ!」
最後のほうは、かっこよくキラーンと決まった。
ここの人はよくキラキラしたものが似合うな~… と思いつつ
「はぁ、よろしくおねがいします…?」
というと、恥敏さんは、
「ああああ…ああああ!!!」
と、急に奇声を上げて怒音さんの後ろに隠れてしゃがみこんだ。
あのぉ…僕は変な事したかな?
「…恥敏?困っていますよ?」
「……17歳だ…よろしく」
さっきのカッコよさはどこにいったのやら、怒音さんははぁ、とため息をついた。


