「お前さ、あんま可愛いからって、調子のんなよ?お前の顔なんか、私の拳で、めちゃくちゃに出来るんだからな。」

あ?こいつ、なめてんのか?殴るだ?上等だこらぁ!

俺は怒りを抑えきれなくなり、空き教室に入り、

「てめぇらこそ、調子に乗ってっと、俺がお前らの顔、ぶっつぶしてやるよ」

その瞬間、森田たちは、

「隼也様――」

ぷっ!隼也様だって!まぢ笑えるんだけど!

ま、それはいいとして、

「違うのっ隼也様!私たちの話、聞いて?」

何がちげぇんだか…

「は?何がちげぇんだよ。今星野を殴ろうとしたくせに、よく言うよな~星野が、お前らより100倍可愛いからって、あんま嫉妬してんじゃねぇよ」

俺まぢ最高!100倍というより、1000倍可愛いんだけど!ま、森田たちがかわいそうだから、特別に、100倍にしてやったよ!笑

「なっ!」

こいつ、口パクパクしてやがる!魚かよ、お前ら

俺は、極めつけに、言ってやった。

「今後一切、星野に手ぇだすんじゃねぇぞ!てめぇら、次星野に何かしたら、俺がぜってぇ許さねぇから」

俺は吐き捨てるように、森田たちに向かって言うと、

星野の方に近寄り、笑ってみせた。

そして、

「星野、ちょっと付き合え」

俺はそれだけ言って、黙って星野の手を掴み、

教室をあとにした。