~柚奈Side~


キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン…

ふぅ、やっとHR終わった~!

さてと。図書室にでも行くか!

私が荷物を持って席を立ち、教室をでようとすると、

ドンッ!!!

「あら、ごめんね~。そこにあなたがいるなんて思わなくて~っ」

数人の、派手な女子のグル-プのリ-ダ-と思われる子が、私に突然ぶつかってきたのだ。

私は床に転び、軽いしりもちをついた。

そんな私を、からかうような目つきで、ニヤニヤと笑っている。

はぁ。こんなこと、小学生がやることでしょ。

あきれた私は、黙って彼女らの間を通り、図書室へと向かった。