「.....さん。春さん!」
えっ?
「あ、はい!?」
「指名ですよ〜」
「は、はい。すぐ行きます」
誰だろ?
和哉さんかな?
「春、頑張って!近藤さんには悪いけど私は、和哉さんと春を応援してるからねぇ〜」
ヒラヒラと手を振りながら顔はニヤニヤの夏実。
もう!!
人の気も知らないで!!
黒服の案内で席へと向かう。
あっ!
やっぱり和哉さんだ!
「和哉さぁ〜ん!来てくれたんですね?お久しぶりです。」
「........」
あれ?
無視?
チラっと顔を見る。
いつも無表情だけどなんだか違和感が。
もしかして機嫌悪い?
「和哉さん?もしかして機嫌悪いんですか?」
「......あぁ。その通りだ」
やっぱり。
無表情だけど少しの変化がわかるようになって嬉しい。
でもなんで機嫌悪いんだろ?
「仕事で何かありましたか?」
「......ない」
仕事じゃないんだ。
じゃあ何なんだろ?
「「.........」」
気まずくなっちゃった。
