青く晴れ渡る空。
雲ひとつない青空が、私の視界いっぱいに広がる。

でも、今日の空は少し歪んでいた。

目から溢れる涙を拭うこともせず、私は学校の屋上に寝転がって、ひたすらボーっとしていた。

さっき昼休みを終えるチャイムがなったけど、こんな状態で教室に戻りたくはないから、午後の授業はサボることにした。

今日は何をしていても、頭の中はユキノ先輩のことでいっぱい。

今の私と同じ年齢で死んでしまったユキノ先輩。

私のせいで死んでしまったユキノ先輩。

ユキノ先輩は優しいから、私のことは恨んでないんだろう。

それどころか、心配してくれているかもしれない。