私は、あなたの中身に惹かれました…!

あれ、今日、大事な予定が入ったはずじゃ…

そのはずの優希先輩は、今私の目の前を通った。

優希先輩の隣には、女性が歩いている。

女性は優希先輩の腕に腕を絡ませて、2人で笑顔で歩いている。

女性はとてもスタイルが良くて、ロングヘアーの美人さん。

すごくモテそう。

でも…なんで優希先輩、女性と歩いてるの…

なんで…

前に、私に一緒にいてほしいって言ってくれたのに…

私は、いつの間にか走り出していた。

優希先輩のあんな姿見たくない…!

そう思ったら、家に向かって走っていた。

「波瑠加ー!!ちょっ、どうしたんだよ!」