私は、あなたの中身に惹かれました…!

私達は、帰り道をゆっくり歩いている。

「…彼方…なんであそこにいたの…?」

「え?あ、図書館の帰りだよ。勉強してた。」

「あ、そうなんだ…」

そのあと、彼方が気を使って話を盛り上げてくれて、私も少しずつ、元気を取り戻していった。

でも、帰り道の途中、私の目の前を見覚えがある人が通った。

…あれ…

優希先輩…

目の前を通ったのは、優希先輩だった。