恋なんて、どうでもいい。

きっと、あたしは、
恋愛よりも、友情をいつまでも選ぶと思う。

なぜ?

そんなこと、わからないよ。

でもね、恋をしていると、

悲しいし、辛いし、苦しいし・・・。

そんな思い、あたしはしたくないの。

欲張りって、わかってる。

けど、嫌なの。

でも、生きているうちは、辛いよ。

友情も恋愛も辛いよ・・?

でも、誰も救ってはくれない…。

救ってくれる人を待っても、

現れることはないから………。


「美央!!みーおーっ」

・・・ん?

「朝よ!入学式早々遅刻はやめてー!!」

目を開くと、大声をだして、必死に起こそうとする
お母さんが移った。

「あ・・・!!」

ねっ・・・寝坊!!寝坊しちゃうよ!この状況!!

「せっかくいい中学入学式になると思ってたのにぃーっ」

こんなんじゃ遅刻で台無しだよ!!

「んじゃ!早くしないさい!!美央、それでなくても、
運動オンチで、歩くの遅いんだから!!」

お母さんが大急ぎで・・困った顔で言った。

「運動オンチって言葉、一言多すぎ!!」

舌をだして、あたしも言い返した。



「いってきまーす!」

大急ぎで言った。

「いってらっしゃーい!!」

そして、お母さんも返事。

小学生の頃と変わらない、
あたしとお母さんの会話。
これからも、変わらずにゆくと…
そう願っている。

「クラス…誰となるかな?」

あたしの住んでいるところでは、
みんなとばらばらの中学校なってしまう。
ドキドキとワクワクが、あたしを明るくした。