そうして千花に付きまとう?こと数日。
俺はその日、千花の学校に来ていた。
初めて、学校にまで来た。
正直言って、かなり恥ずかしい。
校門を出てくる生徒が俺をチラ見していく。
くそっ、やっぱ来るんじゃなかった。
何て思いながら待っていると、千花の姿を見つけた。
「千、花……」
千花は一人ではなく、友達2人と2人の男と5人で歩いてきた。
「あれ、中学生?あ!もしかして千花が言ってた子って、この子!?」
「へぇー、千花のこと待ってたのか?ははっ、かわいーじゃん」
「かわいーじゃん」、その言葉が俺の胸に突き刺さった。
「ちょっと……琴音くん、ごめんね?」
フォローしてくれてるんだろうけど、その言葉は俺をさらに傷つけた。