歩いているとまた倒れそうになった。 けど倒れなかったのは、 男の子がまた支えてくれたからだ。 「車まで肩を貸すので捕まってください。」 私は申し訳ないので断ったが、 いつのまにか肩を貸してもらう はめになってしまった。 2人とも無言のまま一緒に歩いていたら 母の姿が見えた。 男の子は母に私を渡すと 病院に戻っていった。