あたし、ちゃんと断れるかな




断っても今までの仲でいたい



大事で可愛い後輩やし、チームメイトやし


なんて考えとったらクラスTシャツらしきものを片手に走ってくる涼ちゃんが見えた





涼汰「芹桜。ごめん。待たせた」




『ううん、あたし待つの慣れとるし大丈夫』




涼汰「ホンマごめんな」



涼ちゃん、ホンマに申し訳なさそうな顔しとる



『大丈夫やから!謝らんといて。な?』


精一杯の笑顔を見せた



そしたらさっきまで曇ってた涼ちゃんの顔が見る見るうちに笑顔になった