りほと話しこんでいるとSHRが始まる直前にアイツはやってきた
席に座って早々、机に突っ伏すのかと思いきやこっちをじーっと見てる
……………
沈黙に耐えられなくて窓の外を見れば低い声が落ちてきた
「お前、バスケ部入んの?」
『おぅ』
短く答えるとアイツは不敵に微笑んだ
ードキッ
なんだよ………これ
「お前バスケ出来んのか?」
…ドキッってしたこと取り消し
失礼だな!なめてんじゃねーよ!
これでも中学ではエースはってたんだよ!そういうお前こそ出来んのかよ⁉︎
心の中で悪態をつきまくった
「お前よりは上手いよ
お前、俺のことしらねーの?
俺、県選抜に選ばれたんだけど…」
えっ…何で思ってたこと分かるの?
こえぇぇぇ。エスパーかよ!
「ちげぇ
お前声に出てる」
………それは申し訳ない
てか、こいつ県選抜なの⁉︎

