「奈々だったらあんな奴じゃなくて 王子様みたいな人が似合うのにー」 私が目の保養に彼を眺めている横で 愛がそう言ってくるのも毎回の事。 でも私はキラキラ目立つ人よりも 彼のような人がタイプだから… そんな風に思いながら 彼を眺めてバイト時間を過ごす。 これが私の日常だった。 彼に出会うまではね…