っっ…って…


「もしかして!? 奄美野 美優?」



奄美野 美優...
それは、俺の幼馴染。




『思い出してくれた?』




美優と俺は、昔。
家が隣同士で親が仲良かったせいで
小さい頃から一緒にいるのが当たり前で
美優と俺は、小4までずっと同じクラスだった。


だけど…美優の親の仕事の都合で
美優は、NYに引っ越した。



それから…連絡も取ってなかった
なのに今日。
会うことが出来た。


「でも…なんでお前が歌手?」



俺がそう言うと美優は、ニコっと笑って
人差し指を口に当てて。



『ひ・み・つ』


って何でだよ。
何したいんだよつか何が秘密だよ?



「ばーか」


っと軽く美優の頭を叩き
俺は、リハの行われるスタジオに行く



すると…スタジオは妙に騒がしかった




「失礼しまぁす」



『あっ!? 紅槻クン早速リハヨロシク!?』