平安<麗らかな春のお昼に>




そう呟いたものの、
自らの小さな自尊心を鑑みて、
つい嘲笑してしまった。



「私も大概、素直ではないな……」



あの帝の行動に密かに胸を高まらせて
いたことを恥ずかしいと感じていた。



だからこそ、口に零れた皮肉。



「……………いつか」



いつか、本当の心の内を明かす日が
来るのだろうか。