これがわたしの人生が変わった理由。

ここでわたしが逃げたしたのが悪かったのだが。

だが、あの筆箱は私の大事なものだったのだ。

そう、ここにはもういない。
大事な大事な友達とお揃いにした筆箱。

それを見事に侮辱してくれた。
ぼろっちいと。

ぼろくて当たり前だ。

私の家は裕福でもなかった。
欲しいといえば買ってもらえる。

そんな簡単な家ではなかった。

だからずっと使っていた。