祐大は、私のひとめぼれから始まった。 そう、あれは冬。 あるバスケの大会で私は関係なかったのだけれど、 見に行った。 そして、出会った。 というより、わたしが見つけたという方が正しい。 祐大は、スタメンだった。 それだけじゃない。 私のタイプそのものだった。 ずっと彼を目で追っていた。