失いたくないから愛せない


「てか、小林の方が女癖悪いって噂あるくせに…!」


恵はそう言って4人組を睨んで舌打ちをした。


恵の声が聞こえたらしく4人組がこっちを睨みつける。


そんな奴らはとりあえず無視した。


喧嘩は買ってしまっては負けだ。



「小林…?お前、知ってんの?」

俺は、声のボリュームを低くして、恵に問いただす。

「1組。うちらとタメ。1番奥の方にいるやつ。あ、真波の元元カレ」

真波が俺と付き合う前に付き合っていたやつか…。