失いたくないから愛せない


何よいきなりと思って、廣祐を少し睨むと、廣祐はどこか安堵した表情をしていた。


そして、何も言わずに廣祐は再び歩き出し、3組の教室の前で倉田さんに手を振って別れ、2組の教室に入って行った。


私は、ただただ呆然と背中を見つめていた。



一体、何だったんだろう?