「うぃす」

彼女を見て、廣祐はフッと笑った。


私とはまるで違う反応。



「あ、2組の川瀬さん?だっけ?おはよう」


「…おはよう」


やばい、顔がひきつる…。


彼女は廣祐にべったりとくっついてる。


廣祐もまんざらではなさそうだ。


やっぱり、もう新しい彼女が出来たんだ…。


「あ、川瀬さんあたし3組の倉田恵。よろしくね」


スリッパに履き替えて、もう行こうとしたら、彼女に呼び止められた。