失いたくないから愛せない


「じゃ、帰るわ!せいぜい頑張れよ!本当は純情くん!」

「うるせー。ケータイ二度と忘れんなっ」


友亮はニヤニヤしながら帰って行った。


まぢタイミング悪過ぎ…。





友亮には、自分の気持ちなんてバレてるけど、正直恥ずかしかった。




色んな女子と付き合ってきた俺が、本当に好きなやつには、ヘタレだということが完全にバレバレだった。




だから俺は、ただこうして待つしか出来ない。








"一緒に帰ろう"


それがただ言いたくて…。