失いたくないから愛せない


「何やってんだよ。ケータイ鳴らすぞ」

俺は、友亮の番号に着信を入れた。


すると、


ブーブー

ブーブー


バイブの振動と音が教室の後ろのロッカーから聞こえてきた。

「あった!そっかージャージのポケットに入れっぱなしだったわー!わりぃなー」

友亮はケラケラと笑った。