失いたくないから愛せない


テーブルに置いてある薬が目に止まり、病院には行ったみたいで安心した。



来るタイミング間違ってたな…



そう思っていると、ある写真が目に入ってきた。


本棚の上に置かれていたのは、廣祐とお父さんとのツーショット写真。


大好きだったお父さんとの写真に映る廣祐はすごく良い笑顔だった。


その写真の横には、お父さんからもらったと言っていたサッカーボール。


周りを見渡すと、廣祐が大好きな漫画やサッカー選手のポスターがたくさん。


この部屋に来るのは、中学2年以来だったけど、あの頃から何も変わっていなかった。