失いたくないから愛せない


「でも、怖いな…廣祐は私のことなんか…」


好きじゃないよね?




千英は、聞かないと分からないって言ってたけど…



その答えを聞くのがやっぱり…



怖い。




「ったく、川瀬と言い、廣祐と言い、何なんだよ。青春してんじゃねーよ」


友亮くんがそう言ってケラケラ笑い出した。


「何よそれ?どう言う意味!?」



「さぁーな、まぁ頑張れよ!」



友亮くんはそう言って、施設内へと引き返して行った。




私は何がなんだか分からずただ茫然としてしまった。




そしてしばらくして空を見上げた。



綺麗な星空がキラキラ輝いていて、私の背中を押してくれている気がした。