「友亮くんっ!待って!」 施設の外に出た友亮くんを追った。 「小林くんと何があったの?ねぇ!待ってってば!」 友亮くんは足早に歩いていたが、私の言葉に立ち止まり振り返った。 「お前、小林に惚れてんの?」 「え!?」 友亮くんが怖い顔をして私を見る。 「お前、小林と付き合うの?」 え? なんでそんなこと? 突然過ぎる言葉に驚いて頭が真っ白になった。