「ーでは、そういうことで、委員会を終わります」 ふぅー終わったー。 息を吐いて、教室に戻って行った。 廊下の窓から、外を見ると、すっかり夕焼け空になっていた。 静まり返っている教室のドアを開けると、息を飲んだ。 一番後ろの窓際の席に座って肘をついて、耳にイヤフォンをしている廣祐がひとりだけ居た。