その瞬間、再び友亮くんが小林くんに掴みかかった。
「おまえふざけんなよ!なんもねぇことねぇだろうがー!」
「ちょっと、やめろよー!センコー来たらやばいって!」
風間くんが必死に友亮くんを止める。
私達も何がなんだか分からなかったが必死に止め、なんとか場は収まった。
「もうやってらんねー!おい小林!また俺のダチのこと悪く言ったら、てめぇ絶対許さねーからな!」
友亮くんは、小林くんを睨んで立ち去ろうとしたが、振り返って私を見た。
「川瀬!お前さ…ちゃんとお前のことを見てるやつがいること忘れんなよ!少なくとも…こいつじゃねぇーことは確かだからよ」
友亮くんは顎で小林くんを指してそう言い放ち、去って行った。
え?
どういうことなの?
2人の喧嘩には私が関係してるの?
私が友亮くんの言葉に茫然としていると、
「加奈子ちゃん、あいつの言うことなんて気にしなくていいよ」
小林くんは相変わらずの作り笑いを浮かべながら私にそう言ってきた。

