私も小林くんに手を振りかえした。





そんな私を怪訝な顔で見ていた友亮くんに全く気付いていなかった。






オリエンテーションは、班ごとに協力しあって、先生が出す課題をクリアしていかなければならなかった。

ようは、リアル脱出ゲームのような謎解きで、チームワークが必要だった。


以外にも中々難しかったけど、みんなのおかげでクリア出来た。



夜は、キャンプ場でみんなでカレーを作って食べた。


みんなでワイワイ言いながら作ったカレーはすごく美味しかった。


食べ終わった後、食器を千英と洗い場まで運ぶと、3組の女子が先に洗っていた。

その中には、廣祐が付き合っていた真波っていう子もいる。

私達はその子達の隣の水道で洗浄し始めた。


すると、その子達の会話が嫌でも耳に入ってきた。