失いたくないから愛せない


ようは、何をするかよりも誰とするのかがみんなは大事で…。


「えーっと、とりあえず友達同士で適当に…」


「え?まじ?やったー」


後で文句を言われるより、これが1番妥当だと思った。


案外みんなすいすい決まって行く。

私が、その光景を見てホッと息をついていると、


「加奈子ー。一緒にしよっ」

「うん!もちろん」

千英が教壇まで声を掛けて来てくれた。


千英と最近仲良くなった白井明日美ちゃんと組んだ。


「男子3人どうしよっかー?」

千英が首を傾げた。


周りの男子グループを見渡すと、廣祐と友亮くん達はすでに他のグループに捕まっていた。


廣祐、なんだかんだクラスの女子にも人気あるしね…




ちょっと、残念な気持ちと安心した気持ちがあった。



とにもかくにも他のグループを探していると、



「川瀬ー。中森ー。白井ー。俺らと組まね?」


声を掛けてきたのは、友亮くんだった。