失いたくないから愛せない


「うるさい!みんなもあたしも同罪だよ!あたしだって…今まで見て見ぬ振りしてきたから!」


私の大きく発した言葉に再び静まり返る。


その時、


「何やってんだ?お前らー?」

先生がやってきた。



先生…来るの遅いよ…


私は、息をついた。




「ん?何があった?お前らどうした?」

異様な空気を察したのか先生が首を傾げている。

その時、


「先生、何でもないですよ。試合始めましょう」

最初に声を発したのは安藤くんだった。