「廣祐…何でメール無視すんの?」

真波が目を真っ赤にしながら、訴えてきた。


「最近、廣祐冷たいっ!あたしが何したの?」


真波が俺の両腕を掴んで身体を揺すってきた。


「何で黙ってるのよ。あたしのこと嫌いになったの?」

「…そうじゃない」

「じゃあ、なんでよ?」

「別れてくれ」

彼女の表情が一気に硬直した。