放課後
「七瀬・・・」
「おぅ、なんでそんなくらい顔してんだよ」と笑う
七瀬も仲間から散々冷やかしを受けてたけど気にしてないように振る舞っていた
「体操着大丈夫か?」
「え・・うん!あしたの体育には出れないかも!でもまぁさぼれてラッキー」と笑った
「・・・・。」
沈黙が流れる
「んじゃ、俺こっちだから!」と背を向ける
「うん、じゃね・・・」
あたしも歩きだす
「桜木!!」
「何?」
「・・・あずってよんでもいいか?」
「え?あ、うん!!じゃーあたしも ”太一”ってよぶ!!」
「ふぇ?・・・あっ・・おう!!じゃーなあず!」
「ばいばい!太一!」
七瀬が気にしてなくて良かった
とすこしほっとした
けどまだまだ悲劇は終わらなかった

