赤い海



「な・・七瀬んち!?」

「あぁ。」

「お・・お母さんたちは!?」

「平気だろ」といって進んでいく

今更帰ることも出来ないから七瀬について行った



「ここ」と言って工場を指された。
「ん?」
「汚くてちいせぇけどな。」と笑う
「うぅん」と言って入って行った。あたしの昔の家の方が小さいし、倉庫だし。と思い笑えてきた。



「かあさん、友達今日泊めさせてやって」
「ん?いいけどだれ・・・?って・・・」

七瀬のお母さんはあたしを見て驚いた顔をした

「女の子じゃないの!!??」

「あ・・すみません・・いきなり・・。」
「いいのよいいのよ!入って入って!!」

凄く良い人だった

「彼女!?」と七瀬に聞く
「ちげえよ!つか・・・彼氏・・いるし・・。」
「あら!そうなのー残念ー。」と明るく言うお母さん



七瀬は自分の部屋に連れてきた

「適当に過ごしていいぞ」
「うん・・・ありがとう」


今頃洸心配してるよね・・・。
ごめんね。でも合わせる顔がないよ

今頃探してるよね
明日ちゃんと帰ろう。
そして謝ろう。


「なぁ桜木・・・」
「ん?」



「何があった?」