赤い海



「だからあずちゃん」

それを聞いてあたしは泣いていた。
洸言ってよ。あたしもっとしてあげれることとか、もって言う言葉とかたくさんあったのに


「あずちゃんは精一杯生きてね」

「・・・はいっ」

「それにこのままうちにすんでいいから!もうあそこはあずちゃんちだから!」
「ッ~~」
「もう泣きすぎぃ~」と花梨さんも泣いて言った



洸・・・洸・・・もう呼んでも振り返ってくれない


洸・・・もうあずって呼んでくれない

抱きしめてくれない






「あたし・・区役所行ってきます!」


あたしは笑顔で言った


「・・・あずちゃん?いいの?」

「もちろんです!あたしの夢は。洸の奥さんなので!!・・・・・
行ってきます洸。」





洸・・・また出会おう。そして恋をしよう


次はあたしが救ってあげる