赤い海



「あずひさしぶり」

「太一・・・」

あれ以来合ってなかった


「お前大丈夫なのか?」
「うん!だいじょうぶだよ!」

わざと元気にふるまった


「・・・。うそつき」

太一は変に鋭い。

「・・・。」黙って下を向く。
「ぶっ倒れんなよ」と、歩きながら頭をポンっとする。

太一の背中は男らしかった。
カッコよかった。

でもこれだけは頼れない。なんでもしてくれる太一に甘えてはいけない。




「洸・・。」
会いに行くから。絶対。だって洸はあたしの運命の人だから。




「あず・・・。」

「美香」

「大丈夫なの?」

「何が?」

「その・・ずっと休んでたじゃんか」

「うん・・ありがとうね、もう平気だよ!!落ち着いたら、また遊ぼうね!!」

「うん・・」




みんなあたしを心配してくれてる。
だからあたしもしっかりしなくっちゃ!