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「んもぉ~、康介ってばもうちょい手加減してくれてもいーじゃんよぉ。なにもベッドから蹴落とすことないだろ~」
ブーブーと文句を言いながら、夏海は腰をさすった。
落ちたときに打ったのだろう。
「知るか。だいたい人のベッドで勝手に昼寝すんのが悪いんだよ。
お前わかってんのか?お前は女で、俺は男なんだぞ?なに軽く男の部屋に上がり込んでんだ。危機感とかねーのか」
「ちょっと~、あたしらそんな感じじゃないじゃん。あ、それとも何?あたしに見せたくない本とか隠してんのか?」
まったく、パンツもダセーくせによ、と言う夏海の頭をバシッとはたく。
お前一体どんな夢見てたんだオイ。


