しょうがねぇから、お前がダメ男に引っかからないように、一番近くで見ていてやるよ。 しょうがないから、あたしがあんたの世話係になってあげる。 だから。 側にいろよ。 側にいてね。 潮の香りが、優しく二人の背中を押した。 END