ーーーーーバレンタイン当日。 ……あぁぁぁ…ど、どうしましょ。 これ、渡すのって……勇気いります。 足の横に置いているトートバッグの中に入っているのは、私の、人生で初めての本命チョコ。 「……どした?」 「えっ?」 サンドイッチを片手に聞いてくる橋本くん。 「なんか考えこんでるかんじがしたから」 箸止まってるし、と言われてハッとする。 ここは、秘密の?資料室。 周りには私と橋本くん以外誰もいない。 だから、なにも躊躇することないじゃんか……って思うのに。 難しいものは難しいのです。