「……資料室?」




連れてきてもらったのは、そう書かれた部屋の前。




「入って大丈夫なの……?」




しかもただ入るだけじゃなくてごはんを食べるわけで……。





「……たまにここで昼寝とか」





「えっそうなの?」





知らなかった……。




私の問いに頷いた橋本くんは、ガラッとそのドアを開いた。





恐る恐る入室。




だって……先生に見つかったら怒られるんじゃないかなぁって思って……。




資料室っていうくらいだからもっと本とか紙だらけなんだと思ったのに、入ってみると意外にもがらんとしていた。