「……おはよ」
「お、おはよう!!」
映画館の近くにある駅で待ち合わせた私たち。
楽しみすぎて早く着き過ぎてしまった私はしばらくドキドキしながら待っていたのだった。
「じゃあ、行こっか!」
「おう。……相沢、」
映画館に向かって歩き始めると、呼び止められた。
「ん?」
「誕生日、おめでとう」
ちょっと微笑んで目を合わせて、言ってくれた橋本くん。
「ありがとう…!ねえ、橋本くん私の誕生日知らないと思ってたの」
そう伝えると、橋本くんは視線を逸らしながら「……いや、ほんとは知らなかった」と言った。
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