陽だまりの眠り姫

やはり。
彼女は一国の王女であったのだと。

お風呂から出てきたエルを見て、息を飲んだ。

長くて純白のその髪の色は、自分の選んだ上品なホワイトのワンピースにも負けない程。

むしろ。
一番真っ白な生地を選んだはずなのに、彼女の髪の前ではくすんで見えてしまう。

また、エルの綺麗なミントの瞳が余計に強調されて彼女の印象は鮮明に焼き付く。

ああ。綺麗だ。

可憐で、儚げで。
そして少し___________寂しそうだ。


「………どうして」

「え?」

「どうして、これ…」

エルが言いたいのは、その色のことだろうか。
自分の選んだ、フードの着いたワンピース。

それはエルのためだった。

フードを付けたのは、嫌なら髪を隠すため。

そしてその珍しい髪を目立たなくさせるため。

……まあ、逆効果だったんだけど。