いきなり、なんなのだ。
聖騎士達が今、テントの中にいることはハウザーとの会話で分かっていた。
ただ、これからどうしようか。
そう考えていた時に、ハウザーは私の元へ来た。
私が父と母の娘であったことの証である、耳飾りを持って。
そして、ただ走って逃げろと言われる。
だけど、そんな簡単にいくとは思えないのだ。
だって、昔とは違う。
騎士ではなく、聖騎士なのだから。
それでも、私には走る以外に逃れる術はないのだろうか。
だとしたら、私は逃げなければいけない。
今出来るのは、それだけなのだろう。
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