俺が侑夏のことを好きだと 実感した時は、 葵の話を聞いてからだった。 葵から侑夏の元カレの話を聞いた。 侑夏はきっとまだ元カレのことが好きなのだとその話を聞いて実感した。 しかしその話を聞いて、 俺が侑夏を笑わせてあげたいと 強く思った。 そして俺は日々四人で過ごしていくうちに、 侑夏に好きだという感情を持っていることに気がつかされた。 「侑夏はさ、 どうしてそんなにいつもいつも笑ってるの?」 俺は侑夏と最寄り駅が近いため、 同じ電車にサークル帰りに 乗って帰る。