『橘くん!みてー、これ、すっごく、綺麗じゃない?』
『ほんとだ、めっちゃきれー!』
『私ね、四つ葉のクローバーの形しててね、きらきらしたものが大好きなの、ほら!これもそうなの!』
彼女は自分がしていたネックレスを見せてきた。
『侑夏に似合ってるね、それ』
『ほんと?』
侑夏は目を輝かせていた。
『買ったの?』
『…ううん、プレゼントでもらったやつだよ』
『元彼に?』
『…うん。』
俺はあの頃から思っていた。
侑夏は元彼のことをきっと
忘れられていないのだと。
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