裕介の優しさに私は少し きゅんとした。 久々の感覚だった。 好きとは違う何かを 私は裕介に抱いた。 みんながみんな 幸せになる方法などなくて、 誰かは悲しんで、 誰かは幸せになる。 神様は不公平だ。 「侑夏? 別れがあるってことはきっと侑夏はまた誰かと出会えるチャンスがあるってことだよ。 これで終わりじゃない。」 私は顔をあげた。 「侑夏はまたスタート地点に 立っただけだよ? これからまたたくさん走ればいいだろ?」 「…うん、…私がんばる!」 私は裕介に笑った。