自分で見つけた特等場所。


決まっていつも夜にはここに来る。


美凰茅那は大好きなアコギを持って、大きな噴水場の下で今日も一番のりです。


「ごめん遅れた!!」


ちょうどそこに私のいる方へ手を振って走ってくる少年が見えた。


「けーちゃん遅い」


私は思わずわざとらしく叫んでみる。


「ごめんごめん…寝坊した」


言いながら目の前まで来たけど…さすが、けーちゃんだね。


寝癖がいっぱいついてある。


「今日も素敵な髪型だね」